海軍さんの珈琲

~STORY~

弊社の地元、広島県呉市はかつて軍港として繁栄し、当時の旧帝国海軍の要所、つまり鎮守府が所在していた港町でもありました。
「海軍さんの珈琲」はそんな呉の町に誕生しました。

1959年、弊社創業者は、喫茶店を営む傍ら、日々コーヒーを焙煎し、お客様にコーヒーを提供しておりました。

当時は元海軍関係者のご来店も多く、その常連のお客様たちとの会話の中にたびたび、旧海軍の中で密かにコーヒーを愉しんでいたという話が登場します。

かつて「戦艦大和」乗艦し、砲手を担当しておられた方からは、「昔、大和の中で飲んだコーヒーはとても美味しかった・・・。」というお話もありました。

第二次世界大戦が始まると同時に、「コーヒー」は贅沢品として禁制品となり、輸入も途絶えます。

しかし、戦艦大和の中では飲まれていた・・・。

極度の緊張と祖国への思い、家族への想いが交錯する中、精神的にも肉体的にも限界の中で、唯一安らぎの役割を、この「幻のコーヒー]は果たしていたのかもしれません。

創業者は言います。
決して戦争を美化するわけでないし、戦争は憎むべきものだ、と。

自らの命を賭けて戦わなくてはならない理由があり、国を守らなければならない理由があった。
それ以来、創業者はその「幻のコーヒー」を自らの手で再現することを決意しました。

頼りになるのは「土の香り、大地の香りがした」という旧海軍の方たちの記憶と、当時「海軍さん」たちが物資を補給していた東南アジアの国々の記録のみ。

かつて日本海軍が駐在していた国々へ出向き、鑑定、焙煎、試作、試飲を繰り返しますが、「味と香り」の確認は当時の方たちに飲んでいただく方法をとるより他に無く、いうまでもなく情報に乏しい時代、その再現方法は困難を極めます。

しかし、その「幻のコーヒー」は徐々に輪郭を現していったといいます。
その決意から更に5年の年月を経て、ようやく完成にいたります。

「ああ、なつかしいねぇ、そうそうこの味。この香りでしたよ。」

完成したものの、店頭に並べることもなく、名前をつけられることもなく、その存在を知る人たちだけで愉しまれていたコーヒーは、口伝てに拡まり、いつしか「海軍さんの珈琲」と呼ばれはじめました。


◆海軍さんの珈琲シリーズ onlineshopは⇒こちらから

 

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『海軍さんの珈琲』は株式会社昴珈琲店の商標登録です。

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